優秀なEAを見極める方法の一つに「6か月以上の稼働期間と100回以上の取引実績」をチェックするという方法があります。今回は「6か月以上の稼働期間と100回以上の取引実績」について解説します。

偶然を排除するために最低限の稼働実績が必要!

「たまたま、はじめだけ大きく利益を出したEAだった。」

と、購入するまでのフォワードテストの結果は良かったものの、購入直後にどんどん運用成績が落ちてしまうという可能性もあります。

この偶然性を排除するためには最低限の運用実績が必要になります。

目安は

  • 最低6か月以上の稼働実績(フォワードテストで)
  • 100回以上の取引回数

です。

統計学の観点から考えると

  • 確率分母の100倍の試行回数 → 95%の確率で誤差±20%以内の確率になる
  • 確率分母の400倍の試行回数 → 95%の確率で誤差±10%以内の確率になる

FXの勝率が50%だと仮定すると確率は2分の1ですから確率分母は「2」です。

FXでは200回試行すれば、95%の確率で誤差±20%以内の確率に収束することになります。

200回のトレード回数であれば十分に信頼に足るデータがそろうということです。
800回であれば、誤差±10%以内の確率まで精度が上がることを意味します。

しかし、平日の1日2回~3回しかトレードチャンスがないデイトレードをベースにしているのであれば、取引回数は100回でも十分だと考えます。

EAの稼働実績と取引回数はどこで調べるの?

EA販売サイトに情報があります。

注意しなければならないのは「フォワードテスト」での実績が必要ということです。バックテストで検証期間が長くても、カーブフィッティング(過度な最適化)の可能性があるので信頼に足るデータとは言えないからです。

fx-on「BlackPanther USDJPY」の場合

「フォワードテスト」→「CSVダウンロード」→「エクセルで開く」

  • 執筆時点:2017年1月12日
  • データ開始:2016年1月18日 22:05
  • フォワードテスト運用期間:約1年
  • csv項目数=取引回数:2089回

ということがわかります。

これは十分信頼に足るデータが出ているEAと考えて良いでしょう。

fx-on「Triple Bands System eurusd」の場合

プロフィットファクター:3.88

と高い成績を出していますが、よくよく見てみると・・・

  • データ開始:2016年12月15日
  • 執筆時点:2017年1月12日

とまだ1ヶ月も経過していません。

  • 取引回数も34回

ですから、信頼性という意味ではかなり低いEAと判断しなければならないのです。

このEAのように実績の少ないEAはど、高い運用成績が出てしまうことがあります。

この運用成績だけを鵜呑みにして、EAを購入して失敗しないためにも最低限の取引実績があるEAを前提にすることが重要なのです。

まとめ

優秀なEAを選ぶときは

  • 最低6か月以上の稼働実績(フォワードテストで)
  • 100回以上の取引回数

があるEAを前提にしましょう。取引実績が少ないEAは今後実績が大幅に悪化するリスクがあります。