MT4のトレード注文「逆指値注文の発注方法」について解説します。
逆指値注文とは
「今よりも高いレートで買いたい」「今よりも安いレートで売りたい」というときに使われる注文方法のこと
指値注文は「今よりも低いレートで買いたい」「今よりも高いレートで売りたい」ときに使う注文方法でしたが、その逆の注文方法になります。
「なぜ、今より不利な条件で買うための注文方法があるのか?」と思うかもしれませんが
テクニカル分析である一定のラインを超えた場合にトレンドに入るとシナリオを建てた場合には、そのラインをブレイクしたタイミングで「買い」「売り」をするので、今よりも不利な条件ですが、一定のラインでポジションを持つことで、予想通りにトレンドが発生すれば大きく儲けられることになります。
また、ポジションを保有していた場合の決済注文時には「一定のラインよりもレートが下がったら売る」というストップ注文ができるため、損切りラインを明確にしてポジションが持てるのです。利益確定にも使えます。
逆指値注文は、指値注文よりも使い勝手の良い注文方法であり、MT4でトレードをする上でも、一番頻繁に利用する可能性がある重要な発注方法なのです。
逆指値注文の活用方法
- トレンド発生時にポジションを持つ
- 利益確定
- 損切り
逆指値注文の発注方法
「注文発注画面」を開きます。
通貨ペアを選択します。
気配値で表示している通貨ペアが選択肢に出てくるので、この中にない通貨ペアで取引をしたい場合は、気配値に希望の通貨ペアを表示させる必要があります。
数量を決定します。
数量は「1lot=10万通貨」「0.01lot=1000通貨」です。日本国内のFX業者の「1枚=1万通貨」とは違うことに注意が必要です。
「成行注文」 → 「指値または逆指値注文」に注文方法を切り替えます。
すると下の画面も切り替わります。
注文種別で「Buy stop(買い逆指値)」「Sell stop(売り逆指値)」を選択します。
価格を入力します。「Buy stop(買い逆指値)」の場合は今のレートよりも高い価格、「Sell stop(売り逆指値)」の場合は今のレートよりも低い価格でないと注文できません。
注文の有効期限を設定することが可能です。
また、現状のレートと近すぎる価格では発注できないことがあります。
注文が確定するとターミナルウィンドウに表示されます。
まとめ
逆指値注文はかなり頻繁に利用する発注方法です。
テクニカル分析でトレードをする上で、逆指値注文を使わない人はいないぐらい重要な発注方法と言えます。
今回は、新規注文時の逆指値注文ですが、決済注文時の逆指値注文も利用頻度の高いものですので確認しておくと良いでしょう。