MT4のチャートの基本操作「気配値表示ウィンドウの操作方法」について解説します。
気配値とは
業者が通貨を買う(売る)おおよその価格
を意味します。
MT4気配値表示ウィンドウを見てみると
USDJPY
Bid 106.769 – Ask 106.787
と表示されています。
業者が1ドルを106.769円で買う、1ドルを106.787円で売るということを示しています。
投資家側から見ると
ドルを
106.787円で買える
106.769円で売れる
Ask → 買い
Bid → 売り
です。
業者側と投資家側では「売り」と「買い」が逆転することに注意が必要です。取引相手になるので、業者が売るときに投資家は買うのです。
分からない方は
Ask → 買うときの価格
Bid → 売るときの価格
と覚えておけば良いでしょう。
AskとBidの価格差が利用しているFX業者のスプレッドになるのです。
最新のMT4ではチャートの左上にも、気配値が表示されます。ここではAskとBidではなく、SELL(売り)、BUY(買い)と投資家側の表示になっています。
気配値表示ウィンドウの表示
はじめから左上に気配値ウィンドウが表示されています。
気配値表示ウィンドウの最小化
気配値ウィンドウ上で右クリックし「すべて非表示」を選択すると、メジャー通貨(USD/CHF、GBP/USD、EUR/USD、USD/JPY)のみが表示されます。
表示させたい通貨ペアの表示
気配値ウィンドウ上で右クリックし「通貨ペア」を選択すると、「通貨ペアリスト」が表示されます。「Forex Major(メジャー通貨)」を選択し、AUD/JPYを選択した状態で「表示」「閉じる」を押すと、気配値ウィンドウにAUD/JPYが追加されます。
好きな通貨ペアをさらに追加できます。今回はGBP/JPY、AUD/USD、EUR/JPYを追加しました。
通貨ペアの場所移動
「USD/CHF」が一番上にありますが、それほど使いませんのでドラッグして、自分の使い勝手の良い順番に並べ替えます。これで大分見やすくなったはずです。
気配値表示ウィンドウの保存
気配値ウィンドウ上で右クリックし「セット」を選択して、「名前を付けて保存」を選びます。
「myrule_1」と名前を付けて保存します。これで気配値のカスタマイズ状態が保存されました。
これでどんな状態になっても、配値ウィンドウ上で右クリックし「セット」を選択して「myrule_1」を選べば、さきほどの保存した気配値の状態になります。
まとめ
気配値の設定はチャートを使う第一ステップですから、使いやすい状態にしておきましょう。