MT4のトレード注文「成行注文の発注方法」について解説します。
成行注文とは
売買を行うときに値段を指定せずに注文する発注方法のこと
を言います。
その時の価格で「買う」「売る」発注方法で、FXトレードでは、最も基本的な発注方法と言えます。
指値注文は「いくらで買うか」「いくらで売るか」を指定する発注方法ですが、それとは逆の「価格を指定しない」発注方法と言えます。
成行注文の発注方法
「注文発注画面」を開きます。
通貨ペアを選択します。
気配値で表示している通貨ペアが選択肢に出てくるので、この中にない通貨ペアで取引をしたい場合は、気配値に希望の通貨ペアを表示させる必要があります。
数量を決定します。
数量は「1lot=10万通貨」「0.01lot=1000通貨」です。日本国内のFX業者の「1枚=1万通貨」とは違うことに注意が必要です。
表示されている価格を確認して「売り発注」「買い発注」を行います。左側のグラフで赤は「売り」の値動き、青は「買い」の値動きを表示しています。「買い」と「売り」で価格差があるのは、FX業者の手数料(スプレッド)があるからです。
発注後、注文が確定すると下記の画面が表示されます。
ターミナルウィンドウに成行注文で発注した保有ポジションが追加されます。
- 注文番号
- 注文時間
- 取引種別(「buy=買い」「sell=売り」)
- 数量(lot表示)
- 通貨ペア
- 価格
- 手数料
- スワップ
- 損益
などが表示されます。
まとめ
成行注文は最も基本的なMT4の発注方法です。成行注文ができた上で、逆指値や指値注文など応用に展開していく事になります。
まずはデモ口座等で、何回か成行注文をパターンごとに発注してみるとスムーズに理解できるはずです。とくに成行注文後にターミナルウィンドウに「ポジションがどう表示されるのか?」に注目して練習してみると良いでしょう。