MT4でEAを起動させる前にパソコンでやっておく必要がある準備があります。今回はEA起動前の準備について解説します。
EA利用時に注意すべきこと
EAに限らず自動売買システムというのは、24時間365日継続して起動することで元々想定していた成果が出るものです。
為替相場の変動を読み取って、ストラテジーを開発しているので
今日の午前中だけ稼働
明日のお昼ににまた稼働
明後日の夕方にまた稼働
・・・
というような虫食いで自動売買システムを稼働させてしまったとしたら、そもそも自動売買という考え方自体が成り立たなくなってしまうのです。
EAも、自動売買システムの一つですので、基本的には24時間365日継続して稼働することを前提に利用する必要があります。
EA起動前の準備
起動前に準備しなければならないのは
24時間365日の継続起動を妨げるパソコン側の設定を解除すること
です。
スクリーンセーバーや自動的な更新などが起きると、そのタイミングでEAの起動が停止してしまい、「24時間365日の継続起動」ができなくなってしまうからです。
更新プログラムを自動更新にしない
Windowsのパソコンでは、Windowsの更新プログラムが自動的にインストールされる設定に初期設定ではなっています。MT4でEA起動時にWindowsの更新プログラムがインストールされてしまうと、パソコン自体が再起動されてしまうため、EAもストップしてしまうのです。パソコンの前に投資家本人がいる状態であれば、すぐに対応できますが、外出時などは長時間EAがストップしてしまう原因となるのです。
コントロールパネルを開きます。
「Windows Update」をクリックします。
「設定の変更」をクリックします。
「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」から「更新プログラムをダウンロードするが、インストールを行うかどうかは選択する」に変更します。
スクリーンセーバーをオフにする
スクリーンセーバーも、一定期間操作をしなければパソコンが自動的にスリープ状態になってしまうものです。スリープ状態になってしまうと、EAも停止してしまうのです。
デスクトップで右クリック「個人設定」を選びます。
右下の「スクリーンセーバー」を選択します。
「スクリーンセーバー」を(なし)に変更します。
まとめ
上記以外にも、自動的にパソコンが再起動されてしまうようなソフトウェアや設定をしている場合には設定を変更しておく必要があります。
別の記事で解説しますが、パソコンをずっとつけっぱなしにした利用はできないという方の場合はVPSサーバーという外部のマシンでEAを24時間365日起動させ続けて、スマフォやパソコンからは運用成績をチェックするだけという方法もあります。
自動売買は24時間365日起動させることを前提に開発されていることを認識しておく必要があります。